日本に仇なす狂った愛国主義を排除せよ

外貨準備高が日本を抜き、経済成長著しくアジアの覇者となりつつある中共に加え、クリントン時代に日本に様々な過酷な要求を行った民主党政権となる米国。この二大国にいえることは、格差が増大し、自分の事しか顧みない狂った愛国者がその憂さを晴らすかの如く他国を叩き、それを行う政治家を持ち上げる事です。

米国に関しては従来通り年次要望書を丸飲みし、日本の資本と市場を米国企業に開放する、米国債を大量に購入し絶対に換金しない、在日外国人を優遇し事件が発生したら被害者を非難する、米軍の移転費用を肩代わりする、予定されるアフガニスタン出兵に付き合う等の方策によってさらなる日米同盟の堅持を期待できるでしょう。

しかし問題なのは支那です。支那は潜水艦を配置し空母の建造に取りかかるなど、太平洋への覇権意識を露わにしています。このままではかつて日本がロシアの南下に備えるという名目で朝鮮満州支那を侵略したように、支那も米国の侵略に備えるという名目で日本を侵略してくるのは必定です。そして「我々は日本の希望によって解放に来た、鉄道を通して野蛮な国に文明を与え、いいこともした」などと妄言を吐くに違いありません。自公連立与党が完全無視し、枝野衆議院議員チベット議員連盟などの小さい勢力だけが長年継続して非難しているチベット侵攻のような事態が日本にも降りかかるのです。

くしくも2009年は世界を震撼(しんかん)させた天安門事件の20周年にあたる。1989年6月、民主化を求めて解放軍によって弾圧されたのはほとんど大学生だった。現在の中国は当時に比べて、貧富格差が拡大し官僚汚職の数も規模も進み、共産党政権に対する国民の不満はずっと高くなっている。その中で、大学生を中心とした若者たちが20年前と同じように立ちあがれば、国民の支持を受け、民主化運動は一気に全国に広がる可能性もあり、政権の存亡の危機ににつながりかねない。中国政府にとって何よりも悪夢であるといえる。
若者の情熱を別のところに向けさせるために、胡政権はさまざまな対策を講じており、その一つが愛国主義を高揚させる今回の軍事パレードだと分析する中国の知識人もいる。しかし、「愛国主義は一時しのぎの麻薬に過ぎない」と言われているように、「一党独裁がもたらすさまざまな社会矛盾の解決に着手しなければ、軍事パレードが成功したとしても、国民の不満は政権に向けてくるのは時間の問題だ」と同知識人が指摘する。

国を思う若者の純粋な気持ちを踏みにじり、対話無く強権発動をし弾圧するとは言語道断です。かつて安保問題で国会を取り巻いた学生たちを徹底的に取り締まり、学生運動を追い詰め崩壊させた日本でもここまではやらないという蛮行です。中国の場合はさらに法輪功などの宗教団体を弾圧していますが、神道創価学会統一教会などの各種宗教と提携した与党、フランスでカルト認定された宗教団体に支援されている知事が国民に広く支持されている日本とはえらい違いです。

このような不安定で格差が広がった社会で愛国心が利用されるのは当然の事です。例えば政策の失敗で非難されれば何の反省もなく野党やその党首とどちらを選ぶと開き直るとか、冬を過ぎたら政権を維持できなくなった隣国が国境を越えて侵略してくるとか、過剰に自国は立派で美しい、比べて隣国は下劣で我が国を食い物にしているなどととてつもない妄想を吹き込むとかし、挙げ句は自国の歪んだ歴史を改竄しようとして、悪政を行った権力者の正義を主張し、常に自分の国は正しかった、むしろ被害者だなどと笑止千万な教育を画策し、不都合な事を唱える人間には裏から敵対する人間を唆して潰そうと企むでしょう。

もしそうなれば、唆された愚かな人間は、国内の正しい歴史認識を持つ学術的研究を行える人間を自虐主義者と罵り、論破されればあの手この手を使って個人攻撃に走り、自分達が中立で正しい思想を持った真の愛国者である、賛成しない者は全て売国奴と罵り、排他的かつ政府与党に臣従し、自分たちの納得のいかない事があれば「あれは本心ではない、深い深謀があっての事だ」「むしろそれを説明しなかった野党の陰謀だ」「真実を報道しないマスゴミが非難されるべきだ」などと妄言を繰り返し、自分たちの惨めな生活を顧みるどころかそれを肯定し、隣国より自分達が優れている部分を追い求めて、社会の底辺で最大多数の優越感を感じているだけの落伍者となってしまいます。

かつてイギリスや日本は支那人を阿片漬けにして膨大な利益を上げましたが、今は愛国心という麻薬が国民の心を蝕んでいるのです。そんな薬に漬かって糞尿のように妄言を垂れ流している愛国者を、格差の増大により貧民が街中に溢れているこの状況で、国が進んで生産する事は許されません。過剰な愛国心教育歴史教育は一時凌ぎにしかなりません。真に国を愛するならば、与党は自分達に都合の良い社会構造の矛盾を自覚して解消し、その変革を志さなければならないでしょう。

惨めな愛国者の末路がどうなるか、ネットで拾った画像を添付致します。なお、この画像はどうも売国左翼か在日が真の日本人たる我々を貶めんと作成した物らしく、ネット右翼なるありもしない存在がキャプションに書かれていますが、愚かな愛国者の末路という意味では参考にはなるでしょう。