戦後教育に切り込んだ橋下府知事

国学力テストの実施方法をめぐり、文部科学省が次回テストでの情報管理を徹底する方針を表明、市町村別データ開示に踏み切った大阪府などの動きを牽制(けんせい)したことに対し、橋下徹知事は16日、「文科省は本当にバカ。選挙で選ばれた文科相以外は全員、入れ替わった方がいい」と激しく批判した。
都道府県による市町村・学校別成績開示の禁止の徹底を目指し文科省は、来年のテストの実施要領に「市町村別の成績は必要ないという都道府県教育委員会に対しては、特定のデータを提供しない」との内容を盛り込むことを検討している。橋下知事が府情報公開条例に基づき、府教委から提供された市町村別データを開示したことを踏まえた措置とみられる。
報道陣の取材に対し橋下知事は「府教委が『データがいらない』と言うと思っているのか。本当にバカだ」などと「バカ」を連発し、「ついに役人が自分たちの責任も取れなくなった。こんな文科省の教育を受けてきた僕たちは不幸。このバカげた教育行政を変えないと、10年、20年後に大変なことになる」とまくし立てた。

先日の偏向裁判官による懲戒裁判全面敗訴並びに控訴しつつも賠償金を全額支払うというゴタゴタを払拭するかの如く、橋下節が帰ってきました。

戦後民主主義は押しつけ憲法が主張する平和や平等といった国際社会では全く役に立たない妄想を押しつけ、日教組や左翼増長させ、本来あるべきであった自己責任に基づく日本人の自尊心と独立の精神を破壊し続けてきました。それは今上天皇までもが南鮮に媚びへつらい、日本国憲法の精神を国民と共に尊重云々といった妄言を吐かせるにまで及んでいます。今、日本はサヨク共にその根幹から蝕まれているのです。

そういった中、橋下府知事が国民と日本の未来を憂い打ち出した成績の開示を否定するような姑息な文科省を一刀に切り捨てた行為は、心ある多くの日本人の快哉を呼んだことでしょう。

選挙という国民や与党・創価学会の支持を受けて選ばれた文科相橋下知事と違い、役人は戦後教育やコネでその地位に就いているだけの一介の職員です。それが頭を持ち、橋下府知事の妨害をするなど、悪質な行為です。誰か橋下を気に入らない人間が煽動し、それにのせられた愚かな人間達が浅はかにも集団で業務妨害を働こうと動いたのでしょう。これは許されざる行為であり、断固罰せられなければいけません。

しかも感心したのは、橋下府知事の義理堅いバランス感覚です。「文科省は本当にバカ。選挙で選ばれた文科相以外は全員、入れ替わった方がいい」という台詞には、「俺は、松野博一(自民)・山内俊夫(自民)文部科学副大臣萩生田光一(自民)・浮島とも子(公明)文部科学大臣政務官は馬鹿だと思っている」という言葉が暗に含まれています。

つまりこのような策動を認めた自民公明も変われ、政権交代しろと、昨今のフジテレビ「報道2001」が報じた麻生内閣の支持率が19.8%を切った事を意識した発言を行うと共に、一方で選挙で選ばれた文科相を除外することにより、自身が選挙でお世話になった自民・公明への直接的な批判を避けているのです。なんと細やかで計算された発言でしょう。

サヨクマスゴミたちはまた軽率にこの発言の言葉尻を捉えて騒ぐことでしょうが、我々真に日本を憂える日本人は、橋下府知事の真意を理解し、賛同しています。週刊新潮で報じられていましたが、橋下府知事は共産党に「同和教育の予算を削れ」と罵声を浴びせられても、現状維持を守り、同和団体にも府知事として祝電を贈られています(http://www.jiyudowa-osaka.org/jpg/sin257-2.jpg)。このぶれない行動と熟慮された発言こそが橋下府知事の魅力であり、国民が彼に期待し応援してしまう部分なのでしょう。